👦「ねえゴッド先生、僕、昨日すごいアイデアを思いついたんだよ!自動で宿題やってくれるアプリとかどう?」
🦉「ひろよ、それは面白いが…“アイデア”だけではまだ価値とは言えぬのじゃ」
👦「え!?じゃあどうすれば“価値”になるの?」
思いついたときは「これは絶対に売れる!」と思ったアイデア。でも、現実には多くのアイデアがそのまま埋もれていきます。
では、「価値あるアイデア」に変えるには、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、アイデアに“ビジネスとしての価値”をつけるための方法を、初心者にもわかりやすく紹介します!
この記事でわかること
- なぜ「アイデア」だけでは不十分なのか
- アイデアに価値をつける3つのステップ
- 中高生にもできる「価値づけ」の実践方法
なぜ「アイデア」だけでは価値がないの?
👦「面白いアイデアなら、それだけで価値があるんじゃないの?」
🦉「たとえば“空飛ぶ自転車”を考えたとしても、誰かが“実現できる仕組み”をつくらなければ、それはただの“夢”じゃな」
実は、世の中には「似たアイデア」は無数にあります。でも、その中で“本当に成功するアイデア”はほんのわずか。
その違いは…
「実現されて、人の役に立ったかどうか」
つまり、思いつきに「仕組み」「使い道」「届け方」などを加えたときに、初めて“価値”が生まれるのです。
アイデアに価値をつける3つのステップ
ここからは、アイデアを「価値あるもの」に変えるための具体的な3ステップを紹介します。
ステップ1:困っている人を探そう
👦「困ってる人?どうして?」
🦉「価値とは“誰かの問題を解決すること”じゃ。誰かが“助かった!”と思うときに、そこに価値が生まれるのじゃ」
たとえば…
アイデア | 誰の困りごと? |
---|---|
宿題管理アプリ | 毎日宿題に追われている中学生 |
超強力(揺する、叫ぶ)目覚まし時計 | 朝起きられない人 |
鞄につける忘れ物防止タグ | よく物をなくす子どもや大人 |
ステップ2:どう役に立つかを言葉にしよう
👦「なんとなく便利そう…じゃダメ?」
🦉「“なんとなく”では誰の心にも刺さらぬ。“これがあれば○○できる!”という明確な変化を示すのじゃ」
価値ある表現の例:
- ✖「便利です」→〇「宿題にかかる時間を半分にできます」
- ✖「使いやすい」→〇「アプリを開くだけで自動記録スタート」
ステップ3:小さく試してみる
👦「じゃあ、作って売るの?」
🦉「いきなり売る必要はない。まず“誰かに使ってもらって反応を見よ”」
実際のやり方:
- 友達に使ってもらって感想を聞く
- SNSでアイデアを投稿し反応を見る
- プロトタイプ(試作品)を紙やアプリで作ってテスト
「人がどう反応するか」を観察することは、アイデアを育てる最高のヒントになります!
身近な例:アイデアが「価値」になった瞬間
👦「ゴッド先生、実際に成功した中学生とかいるの?」
🦉「もちろんじゃ。たとえば…」
例1:手作りアートでネット販売(中2女子)
「部活の合間に作っていたアクセサリーをSNSで紹介 → “かわいい!”と反響 → minneで販売 → 月に数千円の売上」
例2:勉強の苦手克服アプリ(高校生チーム)
「勉強嫌いな子のために“ごほうび付き学習アプリ”を考案 → クラウドファンディングで資金調達 → 教育系イベントで賞を受賞」
🦉「小さく始めて、工夫して、届ける。それだけでも“価値”が生まれるのじゃ」
ゴッドのまとめ
🦉「この世に完全に新しいアイデアは少ない。だが“誰かを助ける仕組み”をつければ、それは唯一無二の“価値”となる」
「アイデアに100円の価値はない。だが、行動と工夫で1万円の価値になる」
― お師匠ゴッド(←どこかの偉人)
👦「よーし!僕も“人の役に立つ形”にしてみる!」
🦉「そうじゃひろ。行動する者にだけ、“価値”が見えてくるのじゃ」
用語解説
プロトタイプ
試作品のこと。アイデアを実際に動かせるようにした“たたき台”。
価値
人や社会の役に立つこと、またはそれによって得られる評価やお金。
今日の宿題
あなたが思いついたアイデアで、「誰の困りごとを解決できそうか?」を考えてみましょう!
そして、1人にでも話してみてください。
「そのアイデアいいね!」と言われたら、もう“価値への第一歩”です。
ブログ執筆者受け
大人になるとアイデアが浮かびにくくなる。
これって、みんなにいいね!って褒められるアイデアを出そうと思うから余計に出にくくなる。
素直に自分が困っていること、誰かが困っていることに目を向けて、どうやったら解決できるか、どうやったら喜んでもらえるかを想像して取り組むと、アイデアも出やすいかもしれないね。
誰かが喜んでいる顔を思い浮かべながら、楽しい気持ちで取り組むと素直なアイデアが浮かぶかも。
生活を便利にしてくれているモノやサービスが誰かのアイデアからできていると思うと感動するね(^^)
今この瞬間も誰かのアイデアが新しい商品になって、未来の私たちのもとに舞い降りてくる。
今度は、自分たちがアイデアを形にして誰かのもとに価値を届けたいね☆