「起業って、何を売ればいいの?」
初めてビジネスに興味を持った中学生のひろは、こんな疑問を持ちました。自分でお店を開いたり、ネットで商品を売るのってワクワクするけど、「モノ」と「サービス」って何が違うの? そして、どっちが向いてるの?
この記事では、そんな初心者の疑問に答えていきます!
この記事でわかること
- 「モノ」と「サービス」の違いとそれぞれの特徴
- 自分に合ったビジネスの選び方
- 中高生でも始めやすいアイデアのヒント
👦ひろと🦉お師匠ゴッドのビジネス相談室「モノとサービス、どっちがいい?」
👦ひろ:
ねえゴッド先生!起業したいけど、モノを売った方がいいのか、サービスを売った方がいいのか、よくわからないよ~。
🦉ゴッド:
ふむ、それは起業家の最初の分かれ道じゃな。まずは、モノとサービスの違いから説明しよう。
モノとサービスのちがいを比べてみよう
項目 | モノ(商品) | サービス |
---|---|---|
形があるか | ある(触れる) | ない(体験) |
売り方 | ネット販売、店舗販売 | 予約制、時間単位など |
在庫 | 必要になる | 基本的に不要 |
お金の流れ | 売れるごとに収入 | 時間を使って収入 |
例 | 文房具、洋服、アクセサリー | プログラミング教室、動画編集、イラスト制作 |
👦ひろ:
なるほど!モノは物体で、サービスは体験なんだね!
🦉ゴッド:
その通りじゃ。では次に、それぞれのメリットとデメリットを見てみようか。
モノを売るメリット・デメリット
メリット
- 一度作れば繰り返し売れる(量産できる)
- 手に取れるのでわかりやすい
- ネットショップで全国に販売できる
デメリット
- 材料費や在庫の管理が必要
- 売れなかった時のリスクがある
- 発送や返品対応が手間
👦ひろ:
在庫がたくさん残っちゃったら、大変そうだね…。
サービスを売るメリット・デメリット
メリット
- 在庫がいらない
- 自分のスキルや時間を活かせる
- お客さんとの距離が近く、リピーターになりやすい
デメリット
- 時間を切り売りするので、働ける時間に限界がある
- サービスの内容が見えにくいので、信頼が大事
🦉ゴッド:
サービスは「君だからお願いしたい」と思ってもらえることが重要じゃな。
👦ひろ:
自分の得意なことを活かせるのはいいなあ!
中高生におすすめなのはどっち?
🦉ゴッド:
ひろのような中学生にとっては、「小さく始めやすい」という観点で選ぶとよいじゃろう。
中高生におすすめのサービス
- スマホ操作やSNSの使い方サポート(年配の方向け)
- イラストやアイコン作成
- YouTubeの動画編集
- 勉強のわからないところを教える「オンライン家庭教師」
中高生におすすめのモノ販売
- オリジナルのしおりやレターセット
- ハンドメイドのアクセサリー
- 自作のLINEスタンプやスマホ壁紙(デジタル商品)
- フリマアプリでのリユース商品販売
👦ひろ:
なるほど〜!自分でできそうなことがいっぱいあるね!
【ヒント】選ぶときのポイント3つ
- 自分の得意・好きなことを活かせるか?
- 準備にお金がかかりすぎないか?
- 最初のお客さんを見つけやすいか?
🦉ゴッド:
ビジネスに正解はないが、「まずやってみる」ことが成長への第一歩じゃよ。
【ヒント】「ハイブリッド型」もアリ!
ひとつに決めなくても、「モノ+サービス」で組み合わせてみよう。
例 | 内容 |
---|---|
オリジナルしおり+読書アドバイス | 読書好きな子向けに販売 |
アクセサリー+似合う服アドバイス | センスを活かした提案型 |
スマホ壁紙+設定サポート | デジタル弱者にも親切設計 |
🦉ゴッド:
モノとサービスを組み合わせることで、他の人にはない新しい価値を作ることも可能だ!
🦉ゴッドのまとめ
「サービスは“自分の魅力”を売るもの。モノは“アイデアの形”を売るものじゃ。」
どちらにも良さがある。「どっちがいいか」より、「どっちが自分に合ってるか?」を考えるのが、起業家としての大事な第一歩なんじゃよ、
用語解説
- 在庫(ざいこ):商品として保管してあるモノ。売れるまで置いておく必要がある。
- リピーター:何度もサービスや商品を買ってくれるお客さんのこと。
- デジタル商品:パソコンやスマホで使えるデータ商品(例:音楽、画像、テンプレートなど)
今日の宿題
あなたが今、「売る」としたら、モノとサービスどちらを選びますか?それともハイブリット型?
理由とあわせて、どんなもの・ことを売ってみたいか考えてみよう!
ブログ執筆者受け
僕は在庫を持ったり、場所に縛られるのが何となく苦手というかストレスに感じるからサービスを売るのが合っていると思う。
特に今はインターネットを介して仕事ができるから、場所や時間に縛られる間隔もかなり減ってきているね。
商品は自分だから、日頃から本を読んだり、人に会って話を聞いたりして情報収集が大切だったりする。
こういう習慣はとても好きだから、働き始めてからずっと今の仕事をしているよ。
とある会社の財務調査報告書を作る仕事もあるので、報告書を作成してお客さんに納品することはモノを作っている感覚もあるけど、これも報告書というモノが大事ではなく、書いてある情報が大切だからサービスに分類されるね。
僕自身がモノを販売することを想像できないけど、自分がおすすめするものや愛情をもって作った傑作をお客さんが買ってくれるのもとてもうれしいことだろうね。
モノであれ、サービスであれ、付加価値の高い良い商品をお客さんに届けよう(^^)