「たった1000円で、何が変わるの?」
そう思っていた僕が、自分の手で初めて“未来につながる一歩”を踏み出した体験。
それは、友だちにも家族にも話してない、でもたぶん、これからの人生にずっと残る「投資的思考」への気づきだった。
この記事でわかること
- 投資的思考が“体験”を通してどう身につくか
- 中学生でもできる小さな行動のインパクト
- 迷いながらでも進める一歩の大切さ
はじまりは「1000円で何ができる?」だった
👦「お師匠ゴッド、“投資的思考”って、本当に中学生でもできるのかな?」
🦉「もちろんじゃとも。お主にしかできない一歩が、必ずあるぞい」
その日、僕は財布の中の1000円札を見つめていた。誕生日にもらったおこづかいの残り。
ふつうなら、コンビニのポケカに使ってたと思う。でも、その日はなぜか違った。
ちょっとした「ひらめき」との出会い
スマホで「1000円 投資 中学生」と調べていたら、偶然見つけたのが「オリジナルグッズ作り」の記事。
👦「Tシャツや缶バッジ、自分で作って販売する中学生もいるんだ!」
しかも、デザインが得意じゃなくても、アプリで簡単に作れるらしい。
僕はひらめいた。
「自分でステッカー作って、友だちに配って反応を見てみよう」
思いついたら止まらない性格の僕。すぐに100均で透明ステッカー用の印刷シートを2枚購入。残りのお金で印刷用インクを少し足して、合計ちょうど1000円。
初めての“未来をつくる使い方”
夜、家のプリンターで3時間以上かけて、デザイン→印刷→カット。
手がプルプルするほど緊張した。
次の日、学校で仲の良い友だちに「これ、自分で作ったんだ」と渡してみると…
友達「うわ!これ自分で作ったの?スゲー!」
友達「欲しい!オレのスマホにも貼っていい?」
まさかの大好評。お金をもらったわけじゃないけど、「自分のアイデアで誰かが喜んでくれる」経験は、僕の中で何かが変わった気がした。
お金じゃなくても“投資”はできる
それから、もっとシールを作るためにデザインの勉強を始めた。
YouTubeで「Canva」ってアプリの使い方を学んだり、人気のあるイラストの傾向を調べたり。
1000円で買ったのは、ステッカーの材料だけじゃなかった。
・自分にしかないアイデアへの自信
・学ぶことが楽しいと思える心
・未来へつながる“好き”を見つけるきっかけ
🦉「おぬしは、ちゃんと“未来に続くお金の使い方”を体験したのう」
👦「うん、ただのおこづかいが、“自分への投資”に変わったって感じ!」
投資って「自分を試してみる」ことだった
もしもあのとき、1000円でいつも通りのポケカを買ってたら…。
別に悪くないけど、今みたいにワクワクする経験はできなかったかもしれない。
自分で何かを考えて、やってみる。
たったそれだけのことで、未来の見え方が少しだけ変わった。
そしてなにより——
👦「やってみてよかった!って、心から思える瞬間が増えた!」
ゴッドのまとめ
🦉「投資とは、金額ではない。“やってみる勇気”がすべての始まりじゃ。
小さなチャレンジが大きな自信を生み、それがまた次の挑戦を引き寄せる。“お金の使い方”を工夫することは、人生そのものの舵を握ることなのじゃ」
用語解説
- スモールスタート:小さな規模から始めて経験を積む方法。失敗してもリスクが少ないので、中高生にもおすすめ。
- 自己表現型の投資:自分の好きや得意を使って誰かに価値を届ける方法。お金を稼ぐよりも「経験」を得ることが主目的。
- フィードバック:人に見せたり感想をもらったりすることで、自分の行動を見直すきっかけになる。
今日の宿題
あなたの「小さな投資体験」を思い出してみよう。
「これまでに“ちょっと勇気を出してやってみたこと”は何? そのとき、どんな気持ちになった?」
ノートやスマホに書き出して、未来の自分へのメッセージにしてみよう!