「毎日SNSを更新しているのにフォロワーが増えない…」
「長時間勉強してるのにテストの点数が伸びない…」
こんなモヤモヤを感じたことはありませんか?
実はそれ、数字の見方を間違えているのかもしれません。
この記事では、ビジネスや日常に役立つ KPI(重要業績評価指標) を中心に、
- PIとの違い
- KGI(最終目標)との関係
を、中高生でもわかる会話形式で楽しく解説していきます!
この記事でわかること
- KPIとPIの違い
- KPIとKGIの関係
- KPIを正しく立てて成果につなげる方法
KPIって何?
🦉お師匠ゴッド「ひろよ、KPIという言葉を聞いたことはあるか?」
👦ひろ「うーん、なんか“経営の数字”っぽいけど…ピンとこないなあ。」
🦉「KPIとは Key Performance Indicator、日本語で『重要業績評価指標』という。ゴールにたどり着くための“途中のチェックポイント”なのじゃ。」
KGIとKPIの関係
👦「チェックポイントってことは、ゴールもあるんだよね?」
🦉「その通り。ゴールは KGI(Key Goal Indicator) と呼ばれる。」
- KGI(最終目標):売上1,000万円、模試80点、マラソン完走
- KPI(途中の指標):新規顧客数、模試得点率、10km通過タイム
ゴール(KGI)に向けて、KPIが途中の道しるべになるイメージ
- KGI:ゴール(例:売上100万円、テスト80点)
- KPI:途中の数字(例:顧客数、勉強時間、通過タイム)
👉 KPIは「ゴールに直結する途中の数字」であることが大事!
PIとKPIの違い
👦「でもKPIとPIってどう違うの?」
🦉「良い質問じゃ!PIは Performance Indicator で、ただの“行動量の数字”。一方で、KPIは“成果につながる重要な数字”なのじゃ。」
表で比較してみよう
種類 | 定義 | 例(SNS) | 例(勉強) | 例(運動) |
---|---|---|---|---|
PI | ただの業績指標(行動量) | 投稿数 | 勉強時間 | 走った距離 |
KPI | ゴール直結の重要指標 | フォロワー増加率 | 模試得点率 | 10km通過タイム |
👦「うわっ、わかりやすい!“やっただけ数字”がPIで、“成果直結数字”がKPIなんだね!」
🦉「その通り。PIは努力の証。KPIは努力の方向性が正しいかを教えてくれる羅針盤なのじゃ。」
具体例で理解するKGI・KPI・PI
例1:SNS運用
- KGI:フォロワー1万人
- KPI:月にフォロワー+500人
- PI:1日1投稿
例2:勉強
- KGI:テスト80点以上
- KPI:模試の正答率70%
- PI:毎日2時間勉強
例3:マラソン
- KGI:42.195km完走
- KPI:30km地点を3時間以内に通過
- PI:週3回5kmランニング
👦「なるほど、PIも大事だけど、それがKGIに結びつかなきゃ意味がないんだね!」
🦉「そうじゃ。だからこそ“KPIに昇格させる数字”を見極めるのが大事なのじゃ。」
KPIを立てるときのコツ
- 数字で表す
→ 「頑張る」ではなく「毎日30分」など具体的に。 - ゴールとのつながりを確認
→ 「この数字が伸びればゴールに近づくか?」を常に意識。 - 多すぎないように絞る
→ KPIは3つ以内にする方が効果的。 - 振り返りを入れる
→ 毎週・毎月チェックして改善。
KPIが失敗するパターン
- PIばかりを追いかけてKGIに結びついていない
- KPIが多すぎて混乱する
- 無理な数字で心が折れる
👦「あぁ、僕も“勉強時間”ばかり気にして、点数につながらないことあったな…」
🦉「それはPIだけを追っていたからじゃ。KPIを見れば、成果への道がはっきりするのじゃ。」
ゴッドのまとめ
🦉「KGI・KPI・PIの違いを理解せよ。
KGIは“ゴール”、KPIは“道しるべ”、PIは“努力の証”。
ローマの哲学者セネカも言った、『どの港に向かうかを知らぬ者には、いかなる風も順風ではない』。
人生において明確な目的や目標を持たなければ、いかなる支援やチャンスも有効に活かせないという意味。
進むべき港(KGI)と途中の目印(KPI)を持つことが、成功への道を照らすのじゃ。」
用語解説
- KGI(Key Goal Indicator):最終ゴールを示す指標
- KPI(Key Performance Indicator):ゴールに直結する途中の重要な数字
- PI(Performance Indicator):行動量を測る数字(努力の証)
今日の宿題
あなたの今の目標を「KGI」にしてみましょう。
そのための「KPI」を3つ以内に決め、最後に「PI(行動の目安)」を1つ書き出してください。