「商品やサービスは“誰のために作るか”が一番大事」
これはビジネスの基本中の基本です。
でも実際には、
- 「ペルソナってどうやって作ればいいの?」
- 「具体的な例を見ないとイメージできない」
そんな声が多いのも事実です。
この記事では、カフェ・アプリ・ネット通販・健康グッズなど、世代別に具体的なペルソナ設定の事例 を紹介します。
会話形式でわかりやすく学べるので、自分のビジネスにすぐ応用できますよ。
この記事でわかること
- ペルソナを作る具体的な手順が理解できる
- 世代ごとのペルソナの違いがイメージできる
- 自分の商品やサービスに当てはめるヒントが見つかる
ペルソナって結局なんだっけ?
🦉お師匠ゴッド「ひろよ、前回話した“ペルソナ”のことを覚えておるか?」
👦ひろ「うん!“理想のお客さんを具体的にイメージすること”だよね」
🦉「その通りじゃ。今日はさらに深めて、実際の事例 を見ていこう」
ペルソナ設定の手順
ステップ1:基本情報を書く
- 年齢、性別、住まい、家族構成
- 職業や学校
ステップ2:生活や行動を想像する
- どんな毎日を過ごしているか
- どんな悩みや不安があるか
- どんなSNSやメディアを使っているか
ステップ3:ニーズや求めるものを考える
- どんな「便利さ」や「楽しさ」を欲しているか
- その人が「絶対に譲れないもの」は何か
👦「まるで小説の登場人物を作るみたいだ!」
🦉「その感覚でよい。リアルに描ければ描けるほど、ビジネスの方向性がブレなくなるのじゃ」
具体的なペルソナ事例
例1:高校生向けカフェのペルソナ
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | さやか(仮名) |
年齢 | 17歳(高校2年生) |
住まい | 都市近郊の住宅街 |
学校生活 | 放課後に塾へ行く前に寄り道することが多い |
趣味 | 韓国アイドル、Instagram |
悩み | 勉強で忙しい。自分の時間がほしい |
行動パターン | 友達とSNSで話題のお店をチェックし、週末に一緒に行く |
求めるもの | SNS映え、落ち着ける空間、手頃な値段 |
👦「わぁ、本当にその子がカフェに座ってる姿が浮かんでくる!」
🦉「こうして描けば、メニューや内装、BGMまでも決めやすくなるじゃろう」
例2:中学生男子向けアプリのペルソナ
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | こうた(仮名) |
年齢 | 15歳(中学3年生) |
住まい | 郊外の一軒家 |
学校生活 | 通学に電車で往復1時間以上かかる |
趣味 | スマホゲーム、YouTube |
悩み | 勉強の合間にリフレッシュできる短い遊びがほしい |
行動パターン | 電車や休み時間にスマホをいじる |
求めるもの | 短時間で遊べる、課金なしでも楽しめる、友達と競える要素 |
🦉「この場合、長時間やり込むより“ちょっとの時間で満足できる工夫”が重要じゃ」
👦「だから、広告が多すぎたり操作が複雑だとすぐ離れちゃうんだね」
例3:お母さん世代のペルソナ(ネット通販サービス)
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | みどり(仮名) |
年齢 | 38歳 |
家族 | 夫と小学生の子ども2人 |
生活 | 朝は子どもの準備、昼はパート、夕方は買い物と夕飯づくり |
趣味 | ヨガ、レシピ動画 |
悩み | 買い物の時間がなく、子どもの食事に安全な食材を使いたい |
行動パターン | ネットスーパーをスマホで利用。時間指定を重視 |
求めるもの | 「時短」「安心」「お得感」 |
👦「これはうちのお母さんそのものだ!」
🦉「家事と育児に追われる人にとって、“手間を減らすこと”が最大の価値になるんじゃ」
例4:おばあちゃん世代のペルソナ(健康グッズ)
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | はるこ(仮名) |
年齢 | 72歳 |
家族 | 夫と二人暮らし。孫が遊びに来るのが楽しみ |
生活 | 毎朝の散歩、家庭菜園、趣味は編み物 |
趣味 | ガーデニング、健康番組 |
悩み | 足腰の衰え。病院での数値が気になる |
行動パターン | チラシやテレビCMで情報を得るが、最近は孫に教わってスマホも利用 |
求めるもの | 「健康の安心感」「使いやすさ」「わかりやすい説明」 |
👦「おばあちゃんが使う商品は、専門的な言葉よりもシンプルな説明が大事なんだね」
🦉「うむ。“世代に合わせた伝え方”を考えるのもペルソナの役目じゃ」
世代ごとの違いを比べてみよう
世代 | 情報の入り口 | 重視するポイント | よく使うサービス |
---|---|---|---|
中高生 | SNS・動画 | 楽しさ・共有・新しさ | ゲームアプリ、動画配信 |
お母さん世代 | スマホアプリ | 時短・安心・お得感 | ネットスーパー、宅配 |
おばあちゃん世代 | TV・チラシ・孫の助言 | 健康・安心・わかりやすさ | 健康食品、シンプルなアプリ |
👦「同じ“商品”でも、相手が違うと“言葉・機能・売り方”まで変わるんだね!」
🦉「その通り。これこそがペルソナを設定する最大の効果じゃ」
ゴッドのまとめ
🦉「ひろよ、ビジネスは“誰のために”を突き詰めるほどに強くなる。ビジネスでは『想像したお客さん像を現実に迎え入れること』が大切なのじゃ。ペルソナはそのための設計図じゃ」
👦「なるほど!僕もまずは一人の人物像を描いてから、アイデアを考えてみるよ!」
今日の宿題
「あなたがもし商品を作るとしたら、“誰に一番喜んでもらいたいか”?」
その人を思い浮かべて、以下を書き出してみましょう。
- 名前(仮名でOK)
- 年齢
- 一日の過ごし方
- 悩みと願望
👉 ノート1ページでOKです。