ビジネスに必要なお金の種類【運転資金・初期費用】

「起業するには、いくらお金が必要なんだろう?」

これは、起業を考え始めた人が必ず最初にぶつかる疑問です。
そして多くの人が、ここで少し勘違いをします。

「開業資金があれば大丈夫でしょ?」
「とりあえずパソコンと机があれば始められるよね?」

実はここに、起業が続かなくなる落とし穴があります。

ビジネスに必要なお金は、ひとつではありません。
しかも「最初に払うお金」より、あとから必要になるお金の方がずっと大事だったりします。

今回は、起業初心者・中高生にもわかるように、
ビジネスに必要なお金の種類をシンプルに整理していきます。

この記事でわかること

  • ビジネスに必要なお金は「2種類」に分けて考える理由
  • 運転資金が足りないと何が起こるのか
  • お金の不安を減らして起業する考え方

ビジネスのお金は2種類に分けて考えよう

🦉お師匠ゴッド「ビジネスに必要なお金は、大きく分けて2つある」
👦ひろ「えっ?1つじゃないんですか?」

🦉「多くの人がここを間違える。
初期費用運転資金だ」

初期費用とは「スタートするためのお金」

初期費用とは、ビジネスを始める前後に一度だけかかるお金のことです。

たとえば、こんなものがあります。

初期費用の例内容
設備費パソコン、カメラ、工具、機械など
登録・手続き費用開業届、法人設立費用、許認可
初期仕入れ最初にまとめて仕入れる商品
サイト制作費ホームページ、ロゴ作成

🦉「これは“スタートラインに立つためのお金”だ」
👦「なるほど…最初にドンと出ていくお金ですね」

運転資金とは「走り続けるためのお金」

一方で、もっと大事なのが運転資金です。

運転資金とは、
ビジネスを続けるために毎月出ていくお金のこと。

たとえば、

運転資金の例内容
家賃・通信費店舗家賃、サーバー代、スマホ代
仕入れ毎月発生する材料・商品の仕入
広告費SNS広告、チラシ、集客費
生活費食費、光熱費、家族の生活

🦉「売上がゼロでも、これは毎月出ていく」
👦「え…売れてなくても払わないといけないんですか?」

🦉「そうだ。だから運転資金が足りないと、
黒字でも倒れることがある」


なぜ運転資金が足りないと失敗するのか

🦉「起業の失敗理由で一番多いのは何だと思う?」
👦「アイデアが悪かった、とか…?」

🦉「違う。お金が尽きた、だ」

売上が出るまでには「時間差」がある

ビジネスは、始めた瞬間にお金が入ってくるわけではありません。

  • 商品を作る
  • 知ってもらう
  • 信用してもらう
  • ようやく売れる

この間、数か月〜半年かかることも普通です。

🦉「その間、生活とビジネスを支えるのが運転資金だ」
👦「つまり…売れなくても耐えるお金?」

🦉「その通り」

黒字なのにお金がない、という不思議な現象

たとえば、

  • 売上:10万円
  • 経費:7万円

一見すると黒字です。

でも、
売上がまだ入金されていない
先に支払いだけが発生している

この状態だと、
帳簿では黒字、でも手元に現金がない。

🦉「これを“資金ショート”と言う」
👦「こわい…!」


初心者ほど「初期費用をかけすぎる」

🦉「もう一つ、よくある失敗がある」
👦「なんですか?」

🦉「最初にお金をかけすぎることだ」

立派な準備=成功、ではない

  • 高級な機材
  • 完璧なホームページ
  • おしゃれなオフィス

これらは、売上が出てからでも遅くない

🦉「最初に必要なのは“完璧さ”じゃない」
👦「じゃあ、何が必要なんですか?」

🦉「続けられることだ」

小さく始めて、運転資金を守る

起業初心者におすすめなのは、

  • 初期費用は最小限
  • 運転資金を厚めに確保

という考え方です。

考え方ポイント
初期費用なくても始められないか?
運転資金3〜6か月分は確保したい

🦉「時間を買う、という考え方だ」
👦「時間を…買う?」

🦉「運転資金は“考え続ける時間”をくれる」


お金の不安があると、判断を間違える

🦉「お金が足りない状態で、冷静な判断はできない」
👦「たしかに…焦りそうです」

お金の余裕=心の余裕

  • 値下げしすぎる
  • 合わない仕事を受ける
  • 体を壊すまで無理をする

これらは、
運転資金が少ないときほど起こりやすい

🦉「だから私はいつも言う」
👦「?」

🦉「お金は、未来の選択肢だ


ゴッドのまとめ

🦉お師匠ゴッド
「起業とは、才能の勝負ではない。
続けた人が勝つゲームだ。

初期費用はスタートの一歩。
運転資金は、歩き続けるための靴。

靴がなければ、どんな才能も途中で立ち止まる。
だからこそ、お金は“金額”ではなく
時間と選択肢として考えなさい


用語解説

用語やさしい説明
初期費用ビジネスを始めるときに一度かかるお金
運転資金ビジネスを続けるために毎月必要なお金
資金ショート黒字でも手元のお金がなくなる状態

今日の宿題

  • もし自分が起業するとしたら、
    毎月いくらあれば3か月続けられるか?
  • 初期費用を「半分」にする方法はないか?

紙に書いて考えてみよう。
それが、最初の一歩です。