「クレジットカードってなんか怖い…」「借金ってことでしょ?」
そんなイメージを持っていませんか?
実はクレジットカードは、正しく使えばとても便利な道具。でも、使い方を間違えると未来の自分を苦しめる“落とし穴”にもなります。
今回は、中高生や起業初心者にもわかりやすく、「クレジットカードの正しい使い方」について会話形式で学んでいきましょう!
この記事でわかること
- クレジットカードの仕組みとメリット・デメリット
- 借金との違いと注意点
- 起業初心者がお金との付き合い方で気をつけるポイント
クレジットカードって、そもそも何?
🦉お師匠ゴッド「クレジットカードとは、未来の自分からお金を借りて“今”買い物ができる道具じゃ」
👦ひろ「えっ…!じゃあやっぱり借金ってこと?」
🦉「そうとも言えるが、“一時的な立て替え”と考える方が近い。たとえば今日コンビニで500円のパンを買っても、実際にお金が引き落とされるのは来月じゃ」
👦「あ、先に買って、後で払う感じ?」
🦉「その通り。だから便利でもあるが、“今お金を持っていないのに使う”ことには危うさもあるのじゃ」
クレジットカードのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
現金がなくても買い物できる | 使いすぎに気づきにくい |
ネットショッピングがしやすい | 毎月の請求額を忘れがち |
ポイントが貯まる | 支払いが遅れると信用に傷がつく |
🦉「クレジットカードの良い面だけを見ると、魔法のカードに見えるかもしれん。しかし、実は“信用”に基づいたシステムなのじゃ」
👦「信用?」
🦉「そう。カード会社は“この人なら、ちゃんと払ってくれるだろう”と信じて、先にお金を立て替えてくれている。だから滞納が続くと信用が下がり、ローンも通らなくなるぞ」
リボ払いや分割払いの落とし穴
👦「たまに“リボ払いなら月々ラク”って広告を見るけど…アレって便利なんじゃないの?」
🦉「ふむ、表面的にはそう見える。だが“金利”という魔物が潜んでおる」
👦「金利…?」
🦉「リボ払いや分割払いは、月々の支払いを小さくする代わりに“利子”を上乗せされるのじゃ。これを続けると、元々1万円の買い物でも、最終的に2万円近く支払うこともある」
👦「ええっ!?そんなに…!?」
🦉「便利さの裏には“コスト”があるということじゃな」
クレジットカードはいつから使っていいの?
🦉「実は18歳以上で、一定の収入や親の同意があればカードは作れる。しかし“使ってもよいか”と“使いこなせるか”は別問題じゃ」
👦「うーん、自分のおこづかいでも管理できてないのに、カードを使うのはちょっと危険かも…」
🦉「その気づきが大切じゃ。“お金を借りる”ことへの責任が持てるようになってからにすべきじゃな」
起業初心者こそ知っておくべき、お金のコントロール
🦉「起業すると、経費の支払いにカードを使うことも多くなる」
👦「へぇ、ビジネスにもカードが使えるんだ!」
🦉「もちろん。ただし、ビジネス用カードとプライベート用カードは分けて管理するのが基本じゃ。混ざるとお金の流れが見えなくなり、税務処理も大変になるぞ」
👦「なるほど…。便利な分だけ、ちゃんと使いこなす力が必要なんだね」
🦉「“使う道具”ではなく、“使われる存在”になってはいかん。カードは便利だが、主導権は常に自分にあるようにせねばならん」
ゴッドのまとめ
🦉「クレジットカードは“未来の自分”を信じて使う道具じゃ。
自分の行動に責任が持てる者にとっては、強い味方になるが、
計画なく使えば、自らの信用を失う“毒”ともなり得る」
🦉「“信用とは、積み重ねであり、失うのは一瞬”。これはビジネスでも人生でも同じことじゃ」
用語解説
- クレジット(credit)
…信用という意味。クレジットカードは「信用に基づいて立て替える仕組み」。 - リボ払い
…支払額を毎月一定にする代わりに、支払い期間が長くなり、利息がかかる仕組み。 - 金利
…お金を借りるときに発生する「レンタル料」のようなもの。リボ払いや分割払いで発生。
今日の宿題
あなたが「未来の自分」にお金を借りるとしたら、どんなルールを作りますか?
以下の問いについて考えてみましょう。
- いくらまで使う?
- どんなときにカードを使う?
- 必ず守るルールは?