「海外から安く仕入れて売ったら儲かるんじゃない?」
そんなことを一度でも考えたことはありませんか?
でも、いざ「輸入取引」と聞くと、手続きが難しそう…お金の流れもよくわからない…。
今回は、はじめての輸入取引をわかりやすく解説します。
読み終えるころには、「よし、挑戦してみよう!」と前向きになれるはずです。
この記事でわかること
- 輸入取引の基本とお金の流れ
- 関税や消費税など、知らないと困るポイント
- 初心者でもできる輸入のはじめ方
輸入取引の基本をストーリーで学ぼう
🦉お師匠ゴッド「ひろよ、今日は“輸入取引”の世界を旅してみようか。」
👦ひろ「海外から仕入れるって、なんだかドキドキします!どうやるんですか?」
🦉「まず、輸入取引は“海外から商品を買うこと”じゃ。けれど、日本国内の仕入れとは違って、関税や消費税などのルールが関わってくる。」
👦「えっ…税金も関わるんですか?なんだか複雑そう。」
🦉「だからこそ、知っておけば怖くないのじゃ。」
輸入取引で知っておくべきお金の流れ
輸入をするとき、以下のような流れになります。
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
1. 商品を海外に注文 | 商品代金を外貨で支払う | 為替レートに注意 |
2. 船や飛行機で日本へ | 運賃や保険料がかかる | インボイスを確認 |
3. 税関での手続き | 関税・輸入消費税を払う | 通関業者を活用 |
4. 商品を受け取り販売 | 国内で販売し利益を得る | 仕入れ税額控除を忘れずに |
👦「こんなに段階があるんですね。特に税金ってどうやって計算するんですか?」
🦉「たとえば、仕入れ額10万円のバッグを輸入したとしよう。関税が5%、消費税が10%としたらこうじゃ。」
- 課税価格:10万円
- 関税:10万円 × 5% = 5,000円
- 消費税: (10万円 + 5,000円) × 10% = 10,500円
- 合計支払い:115,500円
👦「なるほど!こうやって合計が増えるんだ…。」
関税や消費税を味方にする
輸入では消費税を払うけど、後から“仕入れ税額控除”で引けるのがポイントです。
🦉「帳簿をちゃんとつけて、税務申告のときに仕入れ税額控除を忘れなければ、支払った消費税を取り戻せるのじゃ。」
👦「えっ!それなら負担が減るんですね!」
🦉「そうじゃ。だから輸入に関する書類や領収書は絶対に保管しておくんじゃぞ。」
初心者でもできる輸入のはじめ方
小ロットから始めよう
大きなコンテナで大量に仕入れるのはリスクが高いです。
まずは少量のテスト輸入から始めると安心です。
通関業者を使おう
自分で税関手続きもできますが、最初は通関業者やフォワーダーを利用するのがおすすめ。
彼らが書類の不備を防いでくれます。
支払い方法に気を付けよう
銀行送金やPayPalなどの方法がありますが、手数料や為替レートも計算に入れましょう。
👦「じゃあ、少しずつ練習する感じですね!」
🦉「その通り。小さな一歩が大きな事業を作るのじゃ。」
実例:日用品を輸入してみたら…
実際に、ある起業家が中国から日用品を輸入した事例を見てみましょう。
- 仕入れ単価:200円
- 関税・消費税含めた総コスト:1個あたり230円
- 日本での販売価格:500円
1個売るごとに 500円-230円=270円の利益。
これを1000個売ったら…利益は27万円!
👦「うわぁ、夢が広がりますね!」
🦉「じゃが、品質トラブルや遅延もあるから、リスク管理を忘れぬようにな。」
ゴッドのまとめ
🦉「輸入取引とは、世界中のチャンスとつながる扉を開くことじゃ。
アインシュタインは言った、
『想像力は知識よりも重要だ』と。
知識で不安を減らし、想像力でビジネスを広げてゆけ。」
用語解説
- 関税:海外から商品を入れるときにかかる税金。
- インボイス:輸入品の内容や価格を記した請求書。
- 仕入れ税額控除:仕入れ時に払った消費税を後から差し引ける仕組み。
今日の宿題
あなたがもし輸入するとしたら、どんな商品を選びますか?
「これなら売れる!」と思うものを、ノートに3つ書き出してみましょう。