「なんで起業したいの?」
もし誰かにこう聞かれたら、あなたはすぐに答えられますか?
「お金を稼ぎたいから」「自由になりたいから」…もちろん立派な理由です。
でも、起業を長く続ける人の多くは、もう少し深い「志」を持っています。
今回は、ひろとお師匠ゴッドの会話を通じて、自分だけの“志”の見つけ方を一緒に考えてみましょう。
この記事でわかること
- 起業の「理由」と「志」の違いがわかる
- 志を見つけるための具体的なステップがわかる
- 志があるとビジネスが強くなる理由がわかる
起業の理由と志の違いを知ろう
🦉お師匠ゴッド「ひろ、起業する理由って何だと思う?」
👦ひろ「えっ?お金がほしいからとか、会社に縛られたくないからとか…そういうことですよね?」
🦉「ふむ、間違ってはいない。しかしそれは“理由”であって“志”ではないんじゃ。」
👦「え?理由と志って、同じじゃないんですか?」
🦉「似ているようで違うのじゃ。たとえば…」
志のある人とない人の違い
項目 | 理由だけの人 | 志を持つ人 |
---|---|---|
ビジネスを続ける原動力 | お金や地位など外側のもの | 内側から湧き出る使命感 |
困難に直面したとき | すぐに諦めがち | 何度でも立ち上がる |
お客さんとの関係 | 取引相手 | 共に成長する仲間 |
志を見つけるためのストーリー
🦉「ひろ、かつてあるパン屋があった。最初は『儲かりたい』だけで始めたが、すぐに競争に負けてしまった。
ところが、ある日『毎朝この町に焼きたてのパンの香りを届けたい』と思った瞬間、店は変わったんじゃ。」
👦「へえ!そんなことで変わるんですか?」
🦉「そう。人は“想い”があると、自然と工夫する。味を研究し、店を明るくし、地域のイベントにも参加するようになるんじゃ。」
👦「つまり、パンを売る理由じゃなくて、パンを通して“何をしたいか”が大事なんですね!」
🦉「その通りじゃ。志とは、自分がこの世で果たしたい役割とも言える。」
志を見つける3つのステップ
1. 自分が「嬉しかったこと」「悔しかったこと」を書き出す
日常で心が強く動いた場面は、あなたの価値観が隠れているサインです。
ヒント
- 誰かに感謝されたとき
- 世の中の理不尽さに怒りを感じたとき
- 自分が助けられて心が温まったとき
2. 「それをビジネスでどう生かすか」を考える
🦉「たとえばひろ、お前は人に何をしてあげたい?」
👦「うーん…僕は、困ってる人を見ると放っておけないかも。」
🦉「ならば、それをビジネスにしたらどうじゃ?どんな仕事でも“助けたい”を軸に考えれば、形が見えてくる。」
3. 小さな行動で試してみる
いきなり大きな目標を掲げなくても大丈夫。
日々の中で「これならやれる!」を一つずつ積み重ねていくことで、志は磨かれていきます。
志を持つとビジネスはどう変わる?
🦉「志がある人は、どんな逆境も『学び』に変える。だから成長し続けるんじゃ。」
👦「逆境を学びに…?すごいなぁ。」
🦉「ひろ、ビジネスはマラソンのようなもの。短距離ではなく長い道のりを走るんじゃ。志がないと、途中で息が切れるぞ。」
👦「なるほど、僕も志を探してみます!」
🦉「うむ、それが“自由な生き方”への第一歩じゃ。」
ゴッドのまとめ
🦉お師匠ゴッド「ひろよ、孔子の言葉を覚えておけ。
『志を立てて以って学ぶ者は、必ず成る』
(志を立てて学ぶ者は、必ず成し遂げるという意味じゃ)
志は最初から完璧である必要はない。
行動しながら、何度でも見つめ直せばよい。
それが、お前自身のビジネスの力になるのじゃ。」
用語解説
- 志(こころざし)
ただの目標や理由ではなく、内側から湧き出る「使命感」や「生き方の軸」のこと。 - 使命感
自分がこの社会や人のために役立ちたい、という強い思い。 - 価値観
物事の大事な基準。人それぞれ違う「何を大切にしたいか」の感覚。
今日の宿題
ノートを用意して、以下を書き出してみよう!
- 最近「嬉しかったこと」を3つ
- 最近「悔しかったこと」を3つ
- その出来事から、あなたが大事にしたい価値観を探してみる