商品を改良するための「3つの質問」

「いい商品なのに、なぜ売れないんだろう?」
そう悩む人はたくさんいます。でも実は、商品を良くするためにやるべきことは、ものすごくシンプル。

その鍵は「質問」にあります。

今回は、起業初心者でもすぐに実践できる、商品改良のための「3つの質問」を、物語形式でわかりやすくお届けします!

この記事でわかること

  • 商品をもっと良くするために考えるべき「3つの質問」
  • お客様の目線で商品を見る大切さ
  • 改良を繰り返すことでヒット商品になる理由

商品が売れない理由って?

🦉お師匠ゴッド「ひろ、お前が作ったスマホアクセサリー、見せてみなさい」

👦ひろ「これです!デザインは自信あるんだけど、全然売れなくて…」

🦉「なるほど。では3つ、質問させてくれ。商品を良くするには“問い”が必要なのだよ

👦「質問?どんなことを聞けばいいの?」

質問①「誰の、どんな悩みを解決している?」

🦉「まず最初の問いはこれだ。“誰の、どんな悩みを解決している?”」

👦「え?悩み…?僕は“カッコいいスマホケース”を作ったつもりだったけど…」

🦉「カッコよさは大切じゃ。だが、それだけでは人はお金を出さん。たとえば、手が小さい人が落としにくいケースとか、カバンの中で見つけやすい色とか、“困ってること”に答える商品が、人の心をつかむのだよ

👦「なるほど…つまり『かっこいい』だけじゃ足りないってことか」

🦉「うむ。“誰かの生活をちょっとだけラクにする”そんな視点が、良い商品を育てるのだ」

質問②「お客さんは、買ったあとどんな気持ちになりたい?」

👦「次の質問は?」

🦉「“その商品を買って、どんな気持ちになりたいか?”じゃ」

👦「気持ち?…たとえば『嬉しい』とか?」

🦉「そうじゃ。“おしゃれに見られたい” “自信を持ちたい” “便利になってストレスを減らしたい”など、感情を動かす商品は、記憶に残る」

👦「あっ、僕の友達、スマホケースを“好きなアニメキャラといつも一緒にいられるから最高!”って言ってた!」

🦉「その通り!商品そのものより、“その商品で得られる気持ち”を伝えると、グッと心に響くようになるぞ

質問③「使った人が『誰かにすすめたくなる』ポイントはある?」

🦉「最後の質問だ。“使った人が誰かにすすめたくなるポイントはあるか?”」

👦「えっ…口コミみたいな?」

🦉「そう。“これ、すごく使いやすかったよ!”“めっちゃ便利だった!”という言葉が、自然と出るような商品は、勝手に広がっていく」

👦「たしかに僕も、便利なアプリとか、人に言いたくなるかも」

🦉「『自慢できる』『秘密にしたいけど教えたくなる』、そう感じる何かがあると、人はその商品を広めてくれるのじゃ

改良のヒントを表で整理してみよう

質問チェックポイント
誰の悩みを解決?困ってることを具体的に言えるか?手が滑りやすい人向けのグリップ付きケース
どんな気持ちになれる?使った後の感情は?「これで周りの人におしゃれって思われたい!」
人にすすめたくなる?自然に話したくなる要素がある?使いやすさ・便利さ・話題性など

ゴッドのまとめ

🦉「ひろよ、いい商品とは“作った人がいいと思うもの”ではなく、“使った人がいいと思うもの”じゃ

🦉「ピーター・ドラッカーもこう言っておる——

マーケティングの理想は販売を不要にすることである

🦉「つまり、本当に良い商品は、黙っていても人が欲しくなるのだ。質問は、商品を磨く“やすり”じゃ。何度も問い直し、より良い形に整えていくのじゃ」

用語解説

  • 改良:今あるものをもっと良くすること。商品やサービスの質を高めるための工夫。
  • ターゲット:商品を届けたい「特定の人たち」のこと。誰に向けて作るかをはっきりさせることが大事。
  • マーケティング:商品が売れる仕組みを作ること。売り方や見せ方も含めて考えること。

今日の宿題

あなたが作りたい商品やサービスがあるとしたら、
「誰の、どんな悩みを、どうやって解決する?」と3回つぶやいてみよう。
答えが言えたら、そのアイデアはすでに一歩進化しているよ!

ブログ執筆者受け

自分がいいと思う商品を作ること自体はいいと思う。

自分でこだわりぬいて何かを作るって楽しいし、情熱をたくさんかけられる。

でも誰にも使ってもらえなければ、だんだん楽しくなくなっていく。

誰かの役に立てたり、ありがとうが聞けるとモチベーション⤴

自分のこだわりを詰め込むのも大事だけど、早い段階から誰かに使ってもらって、感想をもとにして早めに改良していく。

顧客の意見をもとに改良を重ねていけば、使ってくれる人や喜んでくれる人が少しずつ増えていく。

誰かの心からのありがとう!が聞けたとき、どんな気持ちになるか想像してみよう(^^)